こんにちは。happyChappy(@happyChappy1115)です。
去年の11月頃から本業の仕事が忙しくて、Clippyのバージョンアップが滞ってました。(^^;;
今Appleに申請中のver1.5.0は、幾つかのアクションコマンド追加と、URLスキーム追加がメインになるので、内容を紹介します。
置換
<@(###)(!!!)>
全文から###を検索して全て!!!に置換します。
前に挿入
<@B(###)(!!!)>
全文から###を検索して###の前に!!!を挿入します。BはBeforeの意味です。
後に挿入
<@A(###)(!!!)>
全文から###を検索して###の後に!!!を挿入します。AはAfterの意味です。
※置換・前後挿入が複数ある場合は、連続で指定して下さい。前の変換結果に対して次の変換をします。
日付挿入
<@DTJP>
今日の日付をyyyy年MM月dd日形式で挿入します。
<@DTEN>
今日の日付をyyyy/MM/dd形式で挿入します。
<@TMJP>
現在の時刻をHH時mm分ss秒形式で挿入します。
<@TMEN>
現在の時刻をHH:mm:ss形式で挿入します。
<@WDJP>
今日の曜日を日本語で挿入します。
<@WDEN>
今日の曜日を英語で挿入します。
日数計算
<@AGE(yyyy/MM/dd)(年,月,日)>
yyyy/MM/ddで指定した日から今日までの日数を計算し、その後ろの(年,月,日)で指定した単位で表示します。
後ろの単位を例えば、(才,,)とすれば11才、(才,ヶ月,)とすれば11才2ヶ月、(,,日)とすれば4080日のようになります。一応、閏年も計算に入ってます。
タグ付加
<@TAG(###)>
渡された全文の前後にタグ<###>〜</###>を付加します。
<@ATAG(_BLANK)(リンク)>
渡された全文###に対してAタグ<a href=”###” target=”_BLANK”>リンク</a>を付加します。
_BLANK部分の()が空欄の時はtarget〜が削除されます。別Windowで開きたくない場合は_BLANKを_SELFにして下さい。また、リンク部分の()が空欄の時はダイアログが出るので、リンク名を入力して下さい。
URLエンコード・デコード
ENC()
カッコ内をURLエンコードします。javascriptのencodeURIと同じです。
DEC()
カッコ内をURLデコードします。
コピー
COPY:
このコマンド以降を処理した結果をクリップボードにコピーします。
置換・日数計算アクション例
▼クリップボードに以下の文章を保存してるとします。
▼アクションに以下を登録してるとします。
▼先程のクリップボードのセルを長押しして
▼アクションを起動すると
▼指定通り置換されてクリップボードにコピーされました。
▼クリップボードのコピーされたセルを確認すると
▼確かに置換されてるのが確認できます。
アクションの解説
1.COPY: このコマンド以降を全て実行した後クリップボードにコピーします。
2.<@(TODAY)(<@DTJP>)>
TODAYを検索して今日の日付(日本語の年月日)に変換します。
3.<@(@@@)(<@AGE(2002/12/27)(才,,)>)>
2の変換後に対して、@@@を検索して、2002/12/27から今日までの日数を計算し、年の桁のみを才で表示して置換します。
4.<@(&&&)(<@AGE(2002/12/27)(,ヶ月,)>)>
3の変換後に対して、&&&を検索して、2002/12/27から今日までの日数を計算し、月の桁のみをヶ月で表示して置換します。
5.<@(¥¥¥)(<@AGE(2002/12/27)(,,日)>)>
4の変換後に対して、¥¥¥を検索して、2002/12/27から今日までの日数を計算し、日の桁のみを日で表示して置換します。
6.<@(!!!)(<@AGE(2002/12/27)(年,ヶ月,日)>)>
5の変換後に対して、!!!を検索して、2002/12/27から今日までの日数を計算し、年ヶ月日で表示して置換します。
※このように置換コマンドは前の置換や前後挿入した結果に対して次の置換を実行します。
前後挿入アクション例
▼同様に、以下のような文章がクリップボードに保存されてるとします。
▼以下のアクションを起動すると
▼元の文章の指定単語前後に指定単語が挿入されます。
アクションの解説
1.COPY: このコマンド以降を全て実行した後クリップボードにコピーします。
2.happyChappyBlog<@LF>
クリップボードから渡された文章の前にタイトルを付けて改行してます。
この部分はクリップボードから渡された文ではないので、置換・前後挿入の対象ではありません。
3.<@A(happy)(Chappy)>
クリップボードから渡された文章のhappyを検索して、その後にChappyを挿入します。なので、2で付加したタイトルには挿入されてません。
4.<@B(チャッピー)(ハッピー)><@LF>
3の挿入後に対して、チャッピーを検索して、その前にハッピーを挿入した後、改行してます。
5.<@DTEN><@SP><@TMEN><@SP><@WDEN>
今日の日付をyyyy/MM/dd形式、HH:mm:ss形式、英語の曜日で取得して、それぞれを空白で繋いで付加してます。
※このように前後挿入コマンドも前の置換や前後挿入した結果に対して次の挿入を実行します。
タグアクション例
保存されたURLにaタグを付けて、エディタTextWellに渡す例です。
この時リンク名は予め用意したものではなく、その場で入力する場合で紹介します。
▼クリップボードにURLが保存されてます。このセルを長押しして
▼以下のアクションを実行すると
▼リンク名を入力するダイアログが出るのでリンク名を入力します。ここでは「リンク」にしてます。
▼アクションが実行されてリンクがペーストされました。
アクションの解説
1.textwell:///insert?text=
TextWellのカーソル行に=以降を挿入します。
2.<@ATAG(_BLANK)()>
リンク名をダイアログから入力して、クリップボードから渡されたURLのリンクをtarget=”_BLANK”で生成します。
別Windowで開きたくない場合は、_BLANKを_SELFにして下さい。
また、リンク名が固定でいい場合は、2番目のカッコにリンク名を入力して下さい。
URLエンコード・デコードアクション例
例えば、GoogleChrome乗り換え検索のURLスキームのように、URLエンコードしたものをURLスキームに渡すような2重エンコードしたい時に使います。
▼Clippyの駅名フォルダによく利用する駅名が保存されてるとします。
▼Editから乗降駅を選択してアクションボタンをタップ
▼以下のアクションを起動すると
▼Chromeで検索結果が立ち上がります。ちなみにClippyへのコールバック付きなので、別の駅で調べたい時は戻ってまたアクションを起動すればOKです。
外部アプリからClippyのクリップボードに送る
clippy://clip?text=[text]
([text]はURLエンコードしたテキスト)
TextWellの全文をClippyに送るアクション
T(“clippy://clip?text=”+T.stdin.text)
RowLineの全文をClippyに送るスキーム
clippy://clip?text=<@@>
ThumbEditの全文をClippyに送るスキーム
clippy://clip?text=<@>
外部アプリからClippyのアクションを直接起動
clippy://run?title=アクション名&text=[text]
(アクション名、[text]はURLエンコードした文字列)
エディタに「追記:日付」を挿入するアクション例
ブログを書いてると、たまに以前書いた記事に追記したい時ってありますよね?
↓そんな時、こういうのを入れると思います。
追記:2014/01/26 00:00:14
そんな時に使えるアクションを紹介します。
準備
以下のリンクをタップして、Clippyにアクションを登録して下さい。
Clippyアクション登録
▼アクションは以下のようになってます。
TextWellへの登録は以下のリンクになります。
TextWellアクション登録
使ってみよう
▼追記したい箇所に文字を記入して選択します。
▼先程登録したTextWellアクションを起動します。
▼先程記入した文字が書き換わりました。
▼BlogViewで確認できます。
アクションの解説
やり方は幾つかあると思います。
他のアプリにURLスキームで送る場合は、
- 「URLスキーム=URLエンコードした文字列」
- Clippyのアクション<@〜>は全てURLエンコードされてる
という2点に注意して下さい。
今回は、
<span style=”background:#FFFF00;color:#FF0000″><strong>追記:2014/01/26 00:00:14</strong></span>
と言う記述にしたいので、
1.textwell:///insert?text=以降はエンコードした文字列にする
2.タグ内はClippyのアクションなのでURLエンコードされてる
ということから・・・
1.TextWellから渡される文字列(今回は「追記:」)を全部受け取るので<@@>
2.受け取った文字列に空白付きで日付を付加するので、<@@><@DTEN><@SP><@TMEN>
3.URLスキームに渡すのはエンコードしないといけないが、このままタグを含めて全部エンコードしてしまうとClippyのコマンド部分が2重エンコードされてしまうので、1度2をデコードする
DEC(<@@><@DTEN><@SP><@TMEN>)
4.タグを含めて全体をエンコードする
ENC(<span style=”background:#FFFF00;color:#FF0000″><strong>DEC(<@@><@DTEN><@SP><@TMEN>)</strong></span>)
これをTextWellのURLスキームに渡すという流れで今回のアクションを作ってます。
別のやり方だと・・・
上述した2はエンコードされてるので、その前後をそれぞれエンコードすればいいことになるため、以下のアクションでもいいことになります。
実際にこのアクションでも以下のように同じ結果になりました。
Clippyのアクションを起動するURLスキーム生成方法
Clippyのアクションを起動するURLスキームを作る際に、アクション名が日本語の場合URLエンコードしないといけないので面倒です。
なので、アクションのセルをタップすればアクション名がエンコードされてURLスキームが生成されて、クリップボードにコピーされるようにしました。
URLスキームが使えるエディタなどにペーストしてお使い下さい。
今まではアクションコマンドは、一覧をタップすれば、末尾に挿入されてました。
が、途中に挿入したいことが多いと思いますので、タップするとコピーするように仕様を変更しました。
コピー後、挿入したい箇所にペーストして下さい。
本当はまだ1つ2つ新しい機能を追加する予定だったんですが、ちょっと難航してて時間がかかりそうだったので、取り敢えず今回までのバージョンアップにすることにしました。(^^;;
アクションコマンドを多数増やしたので、1つ1つ試してみてください。
ちょっとは便利になったかなぁと思います。(^^)
それではリリースまでしばらくお待ち下さい。(^^)
※14/01/26時点ではリリース前なので、まだ旧バージョンです。
happyChappy(@happyChappy1115)でした。
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